墨田川

2022年05月05日

春のうららの 隅田川すみだがわ
のぼりくだりの 船人ふなびとが
櫂かひのしずくも 花と散る
ながめを何に たとうべき

見ずやあけぼの 露つゆあびて
われにもの言う 桜木さくらぎを
見ずや夕ゆうぐれ 手をのべて
われさしまねく青柳あおやぎを

錦にしきおりなす 長堤ちょうていに
暮くるればのぼる おぼろ月づき
げに一刻いっこくも 千金せんきんの
ながめを何に たとうべき

 

美しい日本の風景が戻ってきている。5月5日墨田川川岸は5月の風を含んださわやかな季節となり、墨田川川岸は、散策する老人、散歩する若者、虫取り網で丁を追いかける子供たちの声が賑やかだ。墨田川沿いは散策の道、休息のイス、安全のためのアルミフェンス、季節を彩る桜並木、つつじ、イチョウ、山茶花、椿の木々に彩られている。

この時期アゲハ蝶が飛び回り、虫取りの子供たちを興奮させている。戸様子までハゼが来たから7月にはハゼが釣れる、くろ鯛も釣れる、シーバスも釣れると横部声が聞こえてくる。

跡10年20年たつとしら魚も撮れるのだろうか。日本に静かな平和な時代が戻るのはいつか。

 

遠藤  文雄

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