木造住宅建築費の急騰

2022年03月13日

都道府県地価(基準地価)調査では、地方は主要都市を除いて軒並み下落傾向が続いた一方、主な別荘地ではおおむね大きく上昇した。国土交通省は、新型コロナウイルス収束後を見据えた投資や開発の継続に加え、感染拡大予防策として促された生活拠点を複数構える「二地域居住」による需要増なども理由に挙げている。

同じ自治体の中に複数の基準地点があるケースは多いが、調査では別荘が多い地区にある基準地点を「別荘地」として抽出。世界的なリゾートブランドとなった北海道倶知安町(上昇率17・4%)をはじめ、長野県軽井沢町(同13・6%)や山梨県富士河口湖町(同5・2%)の各別荘地は大幅に上昇した。神奈川県箱根町もマイナス0・5%ながら下落率は縮小した。

軽井沢町では、以前からあったリゾートテレワーク需要がコロナ禍で喚起され、観光需要が落ち込む地元を支える。長野県の地価調査を担当する塚田賢治・不動産鑑定士は「(軽井沢町は)去年の大型連休以降、年が明けてもテレワークやゲストハウス(簡易宿所)といった需要は強い。最近の土砂災害の影響で平らな物件が人気だが、傾斜地などでも少し上がっている」と話す。

国交省によると、別荘地では国内外からの旺盛な投資の継続に加え、軽井沢町などでコロナ禍における都市部からの移住が拡大。それに伴う商業地の地価上昇もみられるという。

木造建物の建築費が急騰

従来コロナ下でのコンピューターに使われるICチップの不足により住宅に使われる給湯器の品不足によって、住宅建築の遅れ、リホーム工事の遅れが問題視されていましたが、ここで住宅に使わる木材価格の急騰が有り、木造住宅の建築費が大幅高になっています。

いろいろ調べていくと建売住宅の価格も高騰し、中古住宅も高騰し、地方の土地価格も別荘地を含めて高騰しているようです昨年1年間で11.5倍

米国からの輸入価格が、2021年9月には、前年末比2.75倍

 

 遠藤 文雄

ウッドショック