マンション投資と賃貸借
2024年11月09日
ション投資と賃貸借
都心の高層マンションの投資が増えていますが、そのほとんどが5年、10年の期間をかけての投資のようです。
この投資目的で買われたマンションの多くが普通賃貸借契約で賃貸されています。
投資用のマンションですから、いずれ売却の予定があるはずですが、賃貸借契約方式が普通賃貸借契約ですと、売却の時に売りにくいという難点が有ります。
不動産投資目的のマンションの購入は、いずれ転売を予定していますが、投資物件を購入する方が投資家であれば、自己資金又は、事業用のファイナンスを利用しての購入になりますが、再販売価格が天井に近づくと、投資家が購入するという事例が少なくなり、転売が困難になります。
賃貸マンションの契約に2年、5年の期間設定する定期借家契約が有利の場合が有ります。
一般的に海外に転勤される方は、3年後、5年後に戻ってくることを想定していますので、定期借家契約を使って契約しています。
不動産投資の場合譲渡所得の税率が、保有期間5年未満が短期5年以上が長期譲渡所得という区分が有りますので、多くの方が5年から10年の保有期間での売却を考えている方が多いようですから、この場合賃貸借契約を契約期間満了でトラブルなく解約できる定期借家契約を使って契約します。
マンション投資の場合、相続税の税額負担の減額を考えての投資の方もいますが、相続が発生した時に相続財産を売却する方が多いようですが、この場合でも定期賃貸借契約方式のほうが有利に売却できるようです。
転売を目的とする投資マンションの借入が難しい、金利が高いという難点が有ります。
居住用の不動産購入は借入、金利が安い、住宅ローン控除がある等の利点があり、最近マンションの購入が居住の為にマンションの購入を考える方が多くなっていますが、都心のマンションが投資家に買い占められて売物件が有るのに多くが賃貸中であり購入できないとういう状況が有ります。
204.11.8 不動産コンサルティングマスター 遠藤文雄