和らかで かたく持ちたし 人こころ
2021年12月06日
中央区佃の歴史 住吉神社
中央区の人口171.448人
女性89.962人52.47%男性81.486人
佃の人口14.978人女性7.942人53.02% 男性7.036人
女性の比率が高い原因は男性よりも女性が長生きすることが原因と思われます。
60歳を超えると女性の比率が高まります。85歳以上になりますと女性1.839人に対して男性912人になります。
90歳以上の方ですと女性922人に対して男性は342人になります。
中央区佃には、住吉神社があります。住吉神社は江戸初期に大阪市佃村の住人が江戸に移住して作られました。1646年に創建です。
ここに五世川柳水谷緑風亭の句碑があります。
「和かで かたく持ちたし 人ごころ 」
佃の町は江戸時代からの名残のある佃煮屋さん、古民家。そして古井戸があります。この手押しの井戸は今も使われています。
漁民の集落で始まった佃には漁師の登録者は少なく今では3から4件程度で漁業組合も成り立たなくなっています。
エイサー、エイサーの櫓をこぐ掛け声も聞くことはできなくなりました。
戦前からの防火用水もあります。所有者の名前が記載されています。
1646年、375年前に大阪から移住してきた漁民の末裔が今ここに何人住んでいるかわかりませんが、ここ佃の町は、子供たちの天国です。隅田川沿いの川岸公園、佃公園、砂利公園、昔ながらの駄菓子屋さんがあり、タワーマンションエリアから月島の駅近くまでは、公園の整備が行き届き子供たちが楽しく遊んでいます。
漁船の繋留のための隅田川からの引込には20人30人の釣り人が訪れ、ハゼ、セイゴをつっています。ここは北側をタワーマンションと公園の樹木で北風、西風を防いでくれています。京都、奈良の古い都には「まほろば」という言葉がありますがここ佃の風景は「まほろば」に値します。
タワーマンションに住み、日本人の心をはぐくむ地域の「心」に温かく見守れて暗くなるまで遊び惚ける子供たちがいます。
「和かで かたく持ちたし 人ごころ 」